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2022/06/12 12:01

こんにちは、ブルーテラス店主の阪下です。


イタリア北西部、トスカーナ地方の小さな温泉、サタルニアから、チボリシリーズとローマブルーラインのブレッドプレートが入荷したのでご案内します。

サタルニアはローマから100kmくらいしか離れておらず、日本のような硫黄泉が湧く場所ということで、東京に例えると草津あたりのようなところでしょうか。温泉の滝があり、昔から観光でにぎわうようです。ここの周辺では約100名の職人がイタリアの伝統的な陶器づくりを行っています。

サタルニアは真っ白な色と無骨な重厚感が特徴で、これがプロの目にとまり、業務用にもってこい!ということで、首都ローマとはじめ各地のレストランで使用されています。
日本では個人が経営するイタリアンレストラン、とりわけ「繁盛店」で使われることが多いので、一目すると、「あ、これか!」と思う方もおられるでしょう。

しかも、お求めやすい価格なのが特徴です。かつ、とにかく丈夫なので、カシガシお使いいただければと思います。

私がこのお皿をおススメする理由としては、以下のような点が挙げられます。

・他の欧州の食器と異なる、独特な白色で、どんな料理にもあう
・クセがない上に存在感があるので、飽きが来ず、北欧や日本の食器と一緒に使っても相性がよい
・レストランでの使用が前提なので、丈夫で収納がしやすい
・リーズナブルで、最初の一皿として、他方、増えすぎたお皿の整理の買い替え(いわゆる断捨離的な買い替え)に導入しやすい

迷ったときは、まず合理性を重視するならば「サタルニア」を、そしてお皿が好きで、愛着のある素敵なキッチンを目指す方は、「ポーリッシュポタリー」か「アラビア」を選んでいただければと思います。

ただし、ご注意いただくポイントが2点ございます。
それは、業務用で作られているため、皿の底の作りが粗い点、です。
理由として、イタリアなど南欧では、かならずテーブルクロスを敷いて食事をする(=粗いと、滑りづらい)のがあります。

また、「サタルニア」「ポーリッシュポタリー」双方に共通するのは、「品薄」なこと。
何しろ、ヨーロッパの美しい田舎町でのんびりと生産していますので、生産数に限りがあるのです。
一方で、そこが「品質のよさ」「味わいの深さ」と結びついているように、個人的には思います。

なので、よくよく伺うと、日本へは年に1~2度しか入荷しない可能性も、、、
そこですみません、私のお店を介して、気に入った品との出会いがございましたら、早めにお買い求めいただければと思います。
(※既に売り切れの際はご容赦ください!)

さて、来週からは、料理研究家として、本の撮影が始まるので、忙しくなりますが、お店のほうも頑張ります!